お見合いの時に緊張して困ってしまうと言ったご相談がよくあります。お見合いの時、落ち着いてお会いしたいですよね。お写真やプロフィールでお相手の方を拝見していても、実際に会ってみないとわからないので緊張するものです。

お相手がどんな方か「わからない」時や、自分がお相手とどのように関われば良いのか「わからない」時など、緊張の中身は「わからない」ということなのです。
お相手がどんな方なのかは、会ってみるしかありませんが、お相手との関わり方は、事前に考えておくことができます。できる準備をしておくと、安心感につながります。

1 初対面でお会いする時は丁寧にご挨拶を

当たり前のことですが、「こんにちは。はじめまして○○です」とニッコリ挨拶をし頭を丁寧に下げます。頭を下げたら笑顔がなくなってしまう場合が多いので、下げている時も笑顔でいると、顔を上げた時も笑顔のままで、とっても好印象です。(お出かけの前に、シミュレーションを)

2 軽く雑談から

軽く雑談から入ると、リラックスしやすいです。ベタですが、お天気の話題は入りやすいですね。その日の天気予報をチェックしておいて、お天気の変化がある時は、ほど良い話題になりますね。

雑談の目的は、緊張をほぐすことです。
リラックスした雰囲気になってきたら、本題に入っていきますが、まだ緊張が溶けていないようでしたら
「雨の予報の時は何%位で、傘を持って出られます。私は、10%でも持って出るのですが、以前50%で忘れてしまい、傘を買う羽目になってしまいショックでした」と、ちょっとしたお天気雑談があれば、話しやすい印象になりますね。

3 趣味や楽しいことについて

趣味や楽しいことのお話しは、雑談でもあり、また、少し相手を知ることもできます。

趣味がある人もいれば、特にない人もいると思います。無理に趣味を探そうとしても楽しくありません。

趣味にこだわらず、自分はどんなことを楽しいと感じるのか、好きなことやワクワクすることを日頃からチェックしておきます。
特にワクワクすることなんてないな、という方は「いいこと探し」を行います。
大人になると、それ程楽しいことなんてないと思う方が多いと思います。仕事のことを考えて脳が緊張しているからです。楽しいというのは、感性の世界です。日頃、あまり使っていない脳の分野です。
感性や感覚、イメージを意識していると、仕事で酷使している脳を休ませ、心身のバランスが取れていきます。

ほんの小さなことから、見つける習慣を付けておきましょう。
「今日は、晴れていて何て気持ちがいいの」「今日のランチとっても美味しかったわ」「駅の途中に、こんな綺麗なお花が咲いているわ」「混んでいる電車で、前の席が空いて超ラッキー、今日はもっといいことがあるわ」など

意識して探してみると、結構あるものです。今まで、素通りしていただけなのです。見つける習慣がついてくると、感性がより豊かになり、脳のリラックス効果も期待できます。

楽しいことを見つける習慣がついてくると、ちょっとした話題を見つけやすくなります

「お店に素敵な絵が飾ってありますね」「テーブルのキャンドルお洒落ですね」「このグラス高級感がありますね」など、周りのいいことに気がつくようになり、雑談のネタに困らなくなります。

4 お相手の関心事に関心を持つ

もし、お相手の方が趣味のお話をされて「わからないな」という時は、どんなところが好きで、興味があるのかを関心を持って聴かせていただくと話は盛り上がります。趣味の内容を知らなくても大丈夫です。

「そうなのですね」「それでそれで」「どういうところが?」と、人は自分の興味を誰かに聴いて欲しいものです。自分の興味に関心を持ってもらうと嬉しいものです。

雑談で、緊張がほぐれてきたら、いろいろな話題へと進みます。

緊張がほぐれないまま仕事や家族の話題に入っても心は閉じたままなので「はい。いいえ」のお返事で終わってしまい、会話が続きません。急がず、まずは緊張をほぐしていきましょう。

もちろん、お友達関係を求めているのではありませんので、雑談で引っ張り過ぎない注意は必要ですね。
少し内容の深い、お見合いでお聴きしたい話題は次回に。

by ISA