前回は、お見合いの緊張をほぐすために、いくつかの雑談をご紹介致しました。(前回のブログ

今回は、お互いを知るために、お聴きしたいお話に入っていきます。

1 仕事観

こちらは、日頃からじっくり考えておくといいですね。結婚を考える時は、人生を左右する大きな決断の一つです。そのためにも人生に大きく関与する仕事を見つめる良い機会です。

どんな思いで仕事に取り組んでいるのか。どんなきっかけで、このお仕事についたのか。今後どうなりたいのか。難しいことですが、仕事に対する思いや考えをもっている男性は、好感を持たれます。

女性もしっかりと考えていきます。自分はどういう思いで仕事に取り組んでいるのか。結婚後も仕事をしたいのか、お互いの経済状況はありますが、結婚後も続けたいか、子供ができるまでなのかなど、自分に合ったお相手を見つけるためにも、仕事のことを考えておきます。

2 出身地

お話しの順番はありませんが、仕事で真面目なお話の後、少し雑談レベルで出身地などいいですね。

出身地が同じだと盛り上がりますし、別だとしてもお相手の出身地の良さをお聞きすることで楽しい雰囲気が広がります。

出身地の流れから出身校や学生の頃のお話に進むと、その方の人間性(一部分ですが)も感じられますね。

自分の学生時代の軽い失敗談を思い出しておくと、話しやすい雰囲気になります。ネガティブな話は好みませんが、ちょっとした失敗談だと、「そんな一面があるのですね」と親しみが湧いていきます。
相手が話しやすい雰囲気になり話をされると次は、聴くモードに切り替えます。「はい。はい」「それで、どうなったのです」とよく聴いていきます。自分の話は潤滑油で、メインはお相手の気持ちの方が男女共にモテモテですよ。

3 家族構成や関係性

学生時代の話が出てくると家族についての聴きやすくなります。家族構成は事前にご存知ならば、関係性が気になるところ。

家族は結婚について、どの位関わってくるのか。本人任せなのか。自分の家庭の話をしてから「あなたのご家庭は?」とお聴きするとお相手は話しやすくなります。
自分のことを全く話さずに質問するとお相手の方は、不安になります。
お互いを知るのが目的ですので、自分の情報を開示してから、質問をしていきます。

4 将来の希望や目標、結婚観

二人でどんな家庭を築いていきたいのか。
どんな結婚をしたいのか。
相手に望むこと、自分へのこだわりで外せないこと、どちらでも良いこと、譲っても良いことなど、事前に心の整理が必要です。

頭の中だけで考えても、よくまとまらないため、希望の条件を箇条書きにします。

◯相手に求める性格
内向的で落ち着いている人がいいのか、社交的で活発な人がいいのか、など
◯自分へのこだわり
自分がやりたいことやりたくないこと。一生続けたいこと。両親のことはどう考えているのかなど
◯金銭感覚
自分はどんなことにお金を使いたいのか、使いたくないのか。お相手の金銭感覚を知るためにも自分を知っておきます。

自分の価値観をハッキリ持っていると、意識して話ができるので、雑談をしながらお相手の価値観(もちろん一部分ですが)を知ることができます。

例えば、前回のブログの中で、趣味や楽しいと思うことのお話がありますが、その時に「ランチの美味しいお店がありまして」「たまにフレンチで贅沢をするのですよ」など、リーズナブルなお店で楽しいと思うのか、たまには贅沢したいのか。ちょっとした会話でも価値観が出てきます。

具体的に書き出したことで本当に大切なことを3つに絞り込みます。重複することを分けていくと、自分はどれが譲れないことなのかが見えてきます。
絞りこんでいくと、自分のライフワークに合ったお相手探しがしやすくなりますし、迷った時の助けになります。

もちろん、お話しの順番は不同です。会話を考えていても相手の方が質問されるかもしれません。質問されてきたのに、適当に答えて考えてきた話題に入ると、会話の流れを止めてしまいます。

質問されてきたことは、相手の関心事でもありますので、丁寧にお答えした後に「あなたは?」と聴き返すと盛り上がります。

ポイントをまとめると、相手が話している時は、最後までしっかりとお聴きし、途切れたら考えてきたことを話して会話を促し、「あなたは」とじっくりお聴きするということです。

by  ISA