女性からのアプローチ方法がわからないと言ったお悩みはよくありますので、整理させていただきました。

若い頃は、「いいな」と思った男性からのアプローチがあり自然に彼氏ができていたので、考えたことがなかったけれど30代に入ると、年齢や社会性と言った状況は変化していきます。自分からアプローチした方がいいなと気づいた時には、どのようにアプローチすればよいでしょう。

若い頃は、社会経験も少なく初々しさが魅力でしたが、30代に入ると社会経験も豊富になり、いろいろ考えるようになっていきます。初々しさといった魅力とは違う、考える力のある大人の魅力をぜひ活かしていただきたいと思います。それには、次のようなポイントがあります。

1 あなたはどんなアプローチがしたいですか。あるいは、どんなアプローチがしっくりきますか。

1~2度、お食事に誘っていただき二人で会い「いいな。好きかな」と思ったものの、その後が繋がらないといった場合、どうアプローチをすればよいでしょう。またお会いしたいなと思った時、女性から誘うのは迷いますよね。

相手からその後お誘いがないので「私のこと、気に入ってないのだわ」と考え、そのままになってしまうのは残念です。もう学生の頃とは違いますから、お互い恋愛以外にも考えることは沢山あります。たまたま、お仕事が忙しいのかもしれません。そんな時、そーっとお声がけをして、待つ女性は魅力的ですね。

こちらからどのように様子を伺ってみるのか、自分の感覚で感じ取っていきましょう。相手がどう思うかを考えると答えは「わからない」なのですが、自分はどんなアプローチがしっくりくるのかだと考えることできます。LINE、お電話、FBなど今はいろいろな方法がありますので、自分の感覚でじっくり考えてみます。

お電話でお話をしたいなという場合は、相手の状況はわかりませんので、事前にLINEやFBメッセンジャーで、「少しお話がしたいなと思いますがお電話してもよろしいでしょうか」とお尋ねしてから返事を待ちます。

お電話は、何を話していいかわからないしという場合は、メールやLINEでじっくり言葉を考えて送れる方がいいですね。例えば、「美味しいお店を見つけたのですが(これはもちろん口実で、行ったことのあるお店でもいいですし、探すのが好きな方は、楽しみながら新しいお店を開拓するのもワクワクですね)また、ご一緒できたら嬉しいな。お誘いしてもよろしいですか」と、お返事を待ちます。

男性は、DNAの習性から考えた時、ハンターという特徴があります。追う習性があるということです。最近は奥手の男性や、連絡を取って約束をしてというのが面倒な方も多いようですので、女性からお誘いする方が良い場合があります。しかし、女性がハンターになり男性が引いてしまうという結果になっては残念です。少し打ってみて、様子を伺い待ってみます。

どの方法で連絡を取るのかを考える意味は、その先も考えるきっかけになります。考えて準備をする習慣を身につけておくと、心の余裕ができてきます。即OKのお返事で、次回のお食事の約束ができれば嬉しいのですが、相手のことはお返事がくるまでわかりません。お断りの返事がきた時のことも考えておきましょう。

例えば、お断りのお返事がきた時「いいんですよ。お断りしていただいて。お誘いしてよいか迷っていたので、気が楽になりました。また、いつかご一緒できたら嬉しいな」と、そっとおいておきます。相手が断った時の気まずさをふわっと受けとめて、自分は気になっていますよ。と自分の気持ちを伝えるのがポイントです。

相手がどう反応するのかを考えてしまうと動けなくなってしまいますが、自分の感覚でじっくり考えて動くと、お断りがあっても受けとめる心の準備ができるものです。そんな優しく包容力のある女性に男性は魅かれ、後からその女性のことが気になり、会いたくなると思いますよ。

2 相手の男性の話を興味を持って聴けますか

お誘いをして、OKのお返事をいただき何度もデート重ねることができてくると、女性は結婚相手としてはどうなのかを考えるようになっていきます。

突然ですが、こんな諺があります。「付き合っている時は男が話し、結婚したら女が話し、10年経ったら夫婦喧嘩を隣が聞く(笑)」というのがあります。夫婦喧嘩を隣が聞くというのは「どういうこと?」と声が聞こえてきそうですが、私は経験しているのでよくわかりました。最近の住まいでは、お隣さんの声が聞こえることは少なくなっていると思いますが、私が若い頃に住んでいた部屋は、壁が薄くお隣さんの声がよく聞こえたものです。もちろん何を言っているかはわかりませんが、喧嘩をしている場合、口調でわかりますよね。

話が逸れてしまいましたが、お付き合いを始めた時は、男性は繊細ですので自分をよく見せようとして、一所懸命話される方が多いです。その時に、相手の価値観を知るチャンスです。よく聴いて、自分の価値観と合っているところ、全く違うところを感じ取って下さいね。価値観の合っている部分が多い方だと結婚しても楽しく暮らせますね。

3 自分の思いを伝えたい相手かどうか

自分の思いを伝えたいかどうかというのは、伝わる感覚があるかどうかです。どこか、感覚で感じるものです。

自分のことを全く話せない場合は、相手と感覚や感性が違い過ぎるのか、あるいはどう思われるのかが強すぎて、自分の感覚がなくなってしまっている時ですね。わかってもらえないと感じたり、好かれることばかりを考えて自分のことを話せないまま合わせてばかりだと、「ドキドキ」して恋愛している実感があっても結婚となると疲れてしまいます。

恋愛のドキドキは、必ず過ぎ去っていきます。最初は、ドキドキの神経伝達物質、ドーパミンが分泌されて、ずっと相手のことを考えてしまうこともあると思います。時間が過ぎると、思考が働くようになりドキドキのドーパミンは分泌されなくなります。10年後に「プロポーズ、あーーあの日に返って断りたい」なんて、綾小路きみまろさんのネタ(ちょっと古いなぁ(笑))のようになってしまいます。結婚生活は、肌が触れ合う親密な関係ですので一緒にいても安心できて疲れない方がいいですよ。

その指標として、自分の思いが伝わりそうな感覚があるかを大切にしてくださいね。

4 条件の折り合いはどのあたり

最後は、条件の折り合いですね。お互いに人生を共にする結婚ですから、それぞれの希望や条件があります。

結婚生活と共に、仕事はどうするのかと言った働き方。例えば、結婚しても仕事を続けて、家事も子育ても男女対等で分担していきたいのか、あるいは夫の収入が高く専業主婦で夫を支えたいのかなど、どういった結婚生活を希望するのかで、交際を続けていく相手が全く違っていきます。

前者の場合、収入は期待できなくても一緒に相談しながら、どの家事をどう分担するのか、お子さんのお迎えをどうするのかなど常に話し合い、夫婦の距離感は近くなります。

一方、専業主婦で夫の支えになりたい場合は、お子さんも小学生に入ると時間もできて、趣味を楽しむこともできるでしょう。年収1,000万円以上の仕事をされている場合、かなりストレスが高いことが考えられます。子育てと共に夫をしっかり支える必要があります。

どんなライフスタイル人生設計を望むのかは人それぞれですので、じっくり考えておきましょう。どのあたりが譲れて、ここは譲れないところがわかっていると、相手も見えてきます。

30代前半ですとまだ実感がないと思いますが、親御さんに関して介護などをどのように考えているのかということも重要になっていきます。先のことは、もちろんわからないのですが考える習慣をつけておくと、相手との話し合いが成り立っていきます。折り合いをつけやすいということです。

結婚は次世代を築いていくことでもあります。夫婦でしっかり考える力が身についていると、子育てもストレスにならずに楽しめると思います。

そのためにも自分の考え自分の軸を持って、アプローチしていきましょう。 

by  ISA