親の影響を受けた価値観とは
子どもの頃って、自由に天真爛漫な時期ってありましたよね。
ある時期から天真爛漫な感覚を抑えるようになり、抑えた自分が本当の自分だと思うようになっていきます。抑える程度の個人差はありますが、私の場合、かなり自分の感覚を抑えてしまっていました。
でも、大丈夫!
本来の自分らしさを取り戻すことができるんです。
子どもの頃から抑えることを身に付けてしまい、なかなか自分らしくいられない場合、親の価値観に縛られているのかもしれません。
その価値観から自由になれると、本来の自分を取り戻すことができるという訳なんです。
親の価値観に縛られるというのは、無意識さんの影響があるということなんです。
人は自分で意識して行動しているようで、実は、無意識さん(潜在意識)の影響を受けています。
意識(顕在意識)の働きは、思考、理性、計算、判断をする働きで、これに対して、無意識さん(潜在意識)の働きは、感情、直感、記憶、想像など、身体の働きも無意識さんの働きです。
子どもの頃の脳は、潜在意識オンリーの時期があり、非常に柔軟でもあり素直です。
自分にとって何が必要なのかを判断できないまま、素直に親の影響を受けちゃいます。親の機嫌が悪いと自分が悪いと思い(親の事情はわかりませんので)親の機嫌を伺い、自分らしさを抑えたり、親の期待に応えようとします。
親の価値観が自分の価値観になり、だんだん縛られていくんですね。
親の価値観に縛られるというのは、子どもからの視点ですので、親の視点から見ていくと「親が子どもを守るための愛情(親の都合であることが多いです(笑))」でもあるんですね。
親の愛情だと思うため、抜け出すのが難しいんです。
人は失敗も含めていろいろな経験を重ね成長していきますので、失敗しないようにと親の不安からの抑制は、親の支配といってもいいのかもしれません。支配からは抜け出し自立たいものです。
親から学んだ価値観を外して自分の人生の選択を
自立とは、程よく距離を取り、親の考えや意見はあくまでも一つの考えとして受け入れ、自分は自分の感覚で選択し行動していく、時代も変化していますから、親と価値観が違って当たり前なんです。
と、わかっていても意識して変えていくのは難しいものです。
子どもの頃、親に見捨てられると生きられませんので、親の様子を伺うのは生きるために重要なことです。
子どもなりに状況を感知しながら一番ベストな選択をしているのですが、大人になった今では別の選択肢が広がっていますので、親の価値観に縛られることはないんですよね。
大人になった今「自分の考えを持って自分で選択し、自由に生きていいんだよ」と言われても、抑えることが身についていると、自分はどんな風に人生を選択し過ごしていきたいのか、自分が望む結婚ってどんな生活なのか、あるいは結婚は望んでいないのか、良く分からなくなるのではないでしょうか。
気がつくと、周りや人に合わせて人にどう思われるのかといったことを考えて行動していたりします。それは親の価値観だったりするのですが、周りがどう思うのかを考えて自分を抑える生き方を親御さんもそのまた親御さんから学んでいるので、誰の所為でもないんですね。
ここは、自分の感覚と自分の人生を取り戻し、楽しんだもの勝ちですよね。(勝ち負けではありませんが)
子どもの頃は、潜在意識(無意識さん)オンリーでしたので、その時に身に付けた価値観を切り替えてもいいとわかっていてもなかなか変えられないのですが、FAP療法では、簡易的な催眠を活用し、無意識さんに働きかけることが可能なんです。
FAP療法(Free from Anxiety Program : 不安からの解放プログラム)は、トラウマ解消のために大嶋信頼氏らによって開発された、現代催眠を使った心理療法です。
トラウマという程、傷ついた感覚がない場合も、過去を思い出す必要はありませんので、何か気になることがあって頭から離れず、目の前のことに集中できず自分の人生を生きれていないなぁと感じる場合などには有効です。
簡易的な催眠(催眠と言っても、脳を休めてリラックスする感覚のもので、人に操作されるというものではありません)を使って、親から得た価値観の影響を外していく、あるいは影響を受けにくくすることで、自分の感覚が実感できるようになり、自分の人生を生きやすくなっていきます。
by ISA
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FAP療法を知るための本(とても分かりやすく書かれています)
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