「親のことを考えるより、自分の人生を考えて行動するといいですよ」と言われても、そんな冷たいことをと思いますよね。また、気持ちではそうしたいんだけど、罪悪感が湧いてきて簡単に変えられなくってという場合もあると思います。

親は、近い関係性ですので、距離を取るのは、難しいのかもしれません。

カウンセリングで人間関係は、相手の気持ちを考えて理解し、共感すると学んだのですが、特に母娘関係でお悩みの方へはおススメしていません。(笑)

特に母娘関係では、母親の気持ちを考え過ぎて万能感が働いている場合が多いので、逆に親の気持ちを考えないことをおススメします。

【万能感とは】

万能感とは、幼児期において「自分は何でもできる」「何でも知っている」「自分は特別」といった全知全能に近い感覚です。幼少期の成長過程の特徴の一つです。

幼少期は、無知で無力ですが親の助けがあって成り立っていますが、自分の無力さに気づかず、現実とかけ離れた感覚を持っています。

成長過程で必要な感覚で、困難なことを体験しながら現実が見えてきてやがて失われていくものです。

この時期に、親がストレスで不安定な精神状態であることが多い場合、子供は万能感から「自分が親の助けにならないと」と、必死になることがあります。

親(特に母親)がいなくなると死活問題ですので、子供は必死になります。

親の問題なのに自分が何とかしなきゃと強く思い、親の顔色を伺って気を遣ういながら成長すると、大人になっても親のことを考え過ぎてしまいます。また、幼少期は万能感から「親の助けになれるのかも?」と感じてしまうんですね。

親に気を遣っているなぁとか、親に良く思われたいというのが染みついているなぁという方は、親の気持ちは考えず、程よく距離をとっていきます。程よくというのは、親の様子を見るのではなく、自分にとってどの位なら距離が取れそうか、自分の心の声を聞くという意味になります。

親を断ち切ってしまうことを考えても、却って罪悪感が強く湧いてストレスになることもあります。断ち切るのではなく、自分が心地よく過ごしていくことが目的ですので、自分を中心に考えていきます。自分を中心に考えていくと、疲れなくなるので、本当の意味で感謝することもできますよ。

FAP療法では、自分の無意識さんにアクセスする「心に聞く」という方法があります。

「心に聞く」詳しくはこちら

「心に聞く」をご紹介させて頂きますので、参考にして頂いて「心に聞く」で聞いて行きます。

例えば、「母親から、頂いた美味しいパウンドケーキがあるから来週帰って来なさい」と電話があったけど、心に聞いていきます。「心よ。母親から帰って来てということだけど、私、帰る必要ある?」すると「帰らないよ」と答えが返ってきたりします。そんな時は、「お母さん、来週は帰らないね」と、心の声に従って上げて下さいね。

「心よ」と心の声に従って決めていくと、自分をいい方向へと導いてくれます。気がつくと、程よく親と距離を置いている自分に気づいて「あれー、疲れなくていい感じ」と、自分の人生を自分の感覚で、自分のために生きていくことができるようになります。

親は「私(母親)の面倒を見て、親孝行をしてね」と思うのかもしれませんが、自分が幸せになるために自分の人生を力強く生きていくことが、奥の深い親孝行なのかもしれませんね。

by ISA

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