仲良し夫婦研究家のAKI(夫)です。「ありのままの自分でいられるパートナーシップ」を夫婦でお手伝いしております。

夫婦円満の秘訣「7つの習慣」の2番目に「ちょっとしたことにも “ありがとう” 」というのがありますが、これを更にバージョンアップしたのが、「ありがとう」と「さすが!」をセットにすることです。

我が家では、お互いに何かをしてくれたらすぐに「ありがとう」と伝えています。例えば、朝、私が新聞を取りにいくついでにゴミ棄て場にゴミを持って行くと妻(伊左代さん)は「ありがとう」と言ってくれます。朝ごはんを伊左代さんが準備してしてくれますので、それに対して私は「ありがとう」と伝えます。このように、一つひとつのことについてお互いに「ありがとう」と伝えています。

私の場合、ただ反射的に「ありがとう」と言っている面もありますが、心の奥では勿論感謝の気持ちを持っています。もし一人暮らしならば全て自分でやらなければなりません。そう考えるとやってもらうことは当たり前ではなく、感謝の気持ちが湧きます。気持ちが言葉になるとともに、言葉によって気持ちにも跳ね返ります。「ありがとう」という言葉には、その場の空気が変わるような何か爽やかで心地良いエネルギーが感じられます。

「ありがとう」と言われる方も嬉しいものです。やってよかったと思えます。「ありがとう」と言われると、やったことに対して見返りを求めようという気は起きません。それは「ありがとう」と言ってもらうことで気持ちが完結するからです。

「ありがとう」という言葉は、気持ちを伝えられるし、言われた方は嬉しいし、そこで完結して引きずらないし、といいことづくめです。夫婦という一番身近な関係だからこそ「ありがとう」と言葉にして伝え合うことは必要な気がします。

この「ありがとう」に「さすが!」を加えると、嬉しさや心地良さが倍増します。

例えば、家で食事をする時の話。料理は伊左代さんが作ってくれるのですが、食べる時に、「ありがとう」だけでなく、一口食べた後に「これ美味しいね。さすが! 伊左代さんの料理はいつも美味しいね」と伝えています。

実際に美味しいからそのように伝えているのですが、世間の多くの男性、特に昭和の男性は、このようなことを奥さんになかなか言わないようです。昔(昭和の時代)、コマーシャルで「男は黙ってサッポロビール」というのがありましたが(古いねえ)、さすがに今の時代は通用しませんね。

「さすが! 美味しいね」と言われたらやっぱり言われた方は嬉しいし、料理を作ってよかったなと思いますよね。

パートナーが何かしてくれたら「ありがとう」と「さすが!」ときちんと言葉にして伝える。そうするとパートナーは嬉しいし、いい気分になる。こちらがパートナーのために何かした時には逆に「ありがとう」「さすが!」と返ってくる。するとこちらも嬉しいし、いい気分になる。これがグルグルと良循環するわけですね。

「ありがとう」だけでもいい気分が循環しますが、「ありがとう」+「さすが!」は更にパワーアップしていい気分が循環します。

いい気分は夫婦関係に限らず人と人との関係性においてはとても大切な要素です。いい気分を保つように心掛けたいものです。

いい気分になるために、時にはお世辞と分かるようなことを冗談ぽく言うこともあります。

例えば、テレビを一緒に見ていて、綺麗な女優さんが出てきた時に「この女優さんって何て名前? 最近よく見かけるけど、綺麗だね」とつぶやいたりしますが、その後で、すかさず「でも、伊左代さんには敵わないけどね」とシレっと付け加えます。まぁ、伊左代さんは内心「またしょうもないこと言ってるわ」と思っているかも知れませんが、表面上は「ありがとう」と返ってきますので、まんざら悪い気はしていないのではと思ってるんですけどね。知らんけど(笑)

お互いが少しでもいい気分になるのって大切だと思います。

この「ありがとう」と「さすが!」は夫婦お互いが、いい気分になるための潤滑油ですね。

by AKI