仲良し夫婦研究家のAKI(夫)です。結婚相談所を通じて、「ありのままの自分でいられるパートナーシップ」を築くお手伝いをしております。

「ありのままの自分でいられるパートナーシップ」を築くための大事なことの一つに、「ただ聴く」ということがあります。

「ありのままの自分」とは「~ねばならない」という「思い込み(固定観念、信念)」を外して、「本当にこうありたい、こうしたい」という本心で生きている自分のことです。

「思い込み」が邪魔をしますので、自分の本心は自分だけではなかなか分からないものです。人に話をしていく中で「思い込み」に気づき、それを外した時にでてくる本心に気づいていくように思います。つまり、自分を映し出してくれる鏡が要るということです。その鏡がパートナーです。何故、パートナーが鏡になるのか? それは、パートナーだけが本当のことを言ってくれるからです。友人も含めて他人は本当のことは言ってくれないものです。

パートナーが鏡になるといっても、鏡になるための「聴き方」があります。

鏡というのは、あるがままを映します。変に手を加えませんし、引きもしません。

どのようにしたら、鏡のような聴き方ができるのか?

会話にはSパターンとTパターンがあります。自分主導で会話することをSパターン(スタンダードコミュニケーションパターン)と言います。通常の会話パターンです。Tパターン(セラピューティックコミュニケーションパターン)というのは相手主導の会話です。相手の思いや感情に沿って会話することです。鏡のような聴き方というのは、このTパターンでの会話のことです。

Tパターンで会話する時に大事なのは、余計なアドバイスをしない、議論をしないということです。批判や説教なんていうのはもっての他です。アドバイスをしたいと思った時点で、もうそれは自分主導になっているということです。相手はアドバイスを求めているわけではありません。ただ、話を聴いてほしいのです。

Tパターンでもう一つ大事なことは、相槌を打つことです。「うんうん」とか「なるほど」といった短い言葉です。相槌を打つことで、ちゃんと聴いているよということを相手に伝えることができます。相槌の言葉で重宝するのは「そう」という言葉です。「そう」という言葉は、トーンや言い方を変えることで相手の感情や状態に合わせたり、自分の気持ちや考えを表現できたりします。例えば、相手の話に対して、「ふーん、そうなんだ」と思えば「そーう」、「私も同感」と思えば「そうそう」、「へー」と驚いたならば「そーう⤴」、相手が悲しそうならば「そう⤵」、「本当にそうなの?」と疑問に思えば「そう⤴ーお⤴」という感じで、とても使い勝手のよい言葉です。私はこれを「そう」の五段活用と呼んでいます。

そうやって、パートナーにTパターンで話を聴いてもらっていると、次第に「あれっ?」とか「おやっ?」と気づいてきます。例えば、誰か他人に対して怒っていたとしても、パートナーに話を聴いてもらっている内に、「あれっ、自分も同じことやってるわ」「自分も同じだったわ」と気づいてきたりします。あるいは、パートナーから「本当にそうなの?」と言われたりすると、「ん?」となったります。そうすると、「本当は自分はどうしたいんだっけ?」と冷静になって考えられるようになってきます。

パートナー同士、お互いにTパターンで聴くことができるようになりますと、「本当は自分はこうしたい」ということが分かってきて、ありのままで自分でいられます。

by AKI

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