仲良し夫婦研究家のAKI(夫)です。「ありのままの自分でいられるパートナーシップ」を夫婦でお手伝いしております。
お付き合いしているお相手との関係が親密になってくると、お互いに本音を言えるようになってきますので、ちょっとしたケンカも出てくるのではないでしょうか。いわゆる、ケンカするほど仲がよい、というやつですね。
但し、ケンカというのは放っておくとエスカレートしていきますので、対処法を知っておく必要があります。
ケンカの発端は実は些細なことが多いように思います。しかも、どちらかがイライラしていたりする時に多いように思います。
人間の脳にはミラーニューロンという脳神経細胞があります。他人の行動を見て、自分自身があたかも同じ行動をとっているかのように反応する脳神経細胞です。他人の緊張が自分にも移るというのが分かりやすい例です。
自分自身がイライラしていたりするとミラーニューロンでパートナーにもイライラが移ります。逆にパートナーがイライラしていたりすると自分にも移ります。
なお、夫婦は「似てくる」と言われますが、これはミラーニューロンによって起こるのではと思っています。
ミラーニューロンによって、どちらかがイライラしていると相手にもそれが移りますが、イライラは一種の発作状態であり、脳が感電しているような状態ですので、ミラーニューロンによってぐるぐる回り、感電が増幅していく感じになります。
なお、ここでいう発作とは、脳の電気発作のことです。脳は軟らかいタンパク質のかたまりですが、このタンパク質のかたまりは1千億個以上の神経細胞でできており「軸索」というケーブルで無数のネットワークをつくっています。脳の働きは電気活動で行われているため、脳には電気が流れています。その電気は、静かに流れているといいのですが、ストレスなどの刺激で脳に帯電してしまいます。そこに限界を超える刺激があると「ビビビッ」といった感電した感じになります。その状態が「発作」なんです。
ここで大事なのは、感電を増幅させないようにすることです。
私も、ちょくちょく(笑)、イライラして、伊左代さん(愛する妻です)を感電させてしまいます。ミラーニューロンや感電ということを知ったことから、「あっ、しまった。感電させてしまった!」と気づくようになりました。
感電させてしまった時は、放電するしかありませんので、しゃべるのを止めたり、ちょっと距離をとったりします。
すると、お互いにそのうちに放電されますので、また、笑顔で会話ができます。(めでたし、めでたし)
相手がちょっと不機嫌になった時は、ミラーニューロンで感電させてしまっている可能性がありますので、そのことを意識しておくとよいと思います。その時は、そっと離れて放電しましょう。
by AKI
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