仲良し夫婦研究家のAKI(夫)です。「ありのままの自分でいられるパートナーシップ」を夫婦でお手伝いしております。

結婚と「親からの自立」は切っても切り離せない関係です。

「自立」とは4つの側面があり「身辺自立」「社会的自立」「経済的自立」そして「精神的自立」の4つです。社会人として働いていれば3つ目までの自立はある程度はできていると思います。問題は4つ目の「精神的自立」です。

結婚することで「精神的自立」ができるのか、「精神的自立」ができたら結婚ができるのか、これは「卵が先か、鶏が先か」と同じで、どちらとも言えると思います。

少なくとも、「精神的自立」ができていないと、結婚そのものが難しかったり、結婚しても結婚生活が難しかったりする場合があります。結婚を考えるのであれば、「精神的自立」を考える必要があります。

親からの「精神的自立」といった場合の親とは主に「母親」のことです。

とても参考になる本があります。「母の呪縛から解放される方法」(Dr.タツコ・マーティン著)です。

この本では、「トラウマを持っていない人はいない」ということで、母親のタイプを10種類に分け、母親自身のトラウマレベルの軽重の順番を付けています。

トラウマが軽い→重い順

1.オールドファッションマザー(「女は男に従う」という教えを刻み込む)
(育てられて子どもは)⇒家事も育児も女性の仕事だと思ってしまう
2.建前マザー(見栄を張って周囲にかっこ良く振る舞う)
⇒「人にどう思われるか」を考えてしまう
3.完璧主義マザー(努力を認めず完璧な結果だけを求める)
⇒自分を甘やかすことに罪悪感を覚える
4.劣等感マザー(周りをさげすんで心の安定を図る)
⇒いつも人と比べて落ち込む
5.欲求不満マザー(不平不満だらけで文句を言い続けている)
⇒相手の嫌な部分にばかり目が行ってしまう
6.コントロールマザー(思い通りに子どもを支配しないと気が済まない)
⇒思い切りやりたいのに何故かブレーキがかかってしまう
7.被害者メンタリティマザー(弱々しく見せて、巧みな心理で子どもを操縦する)
⇒人に嫌な顔をされるとご機嫌伺いをするクセがある
8.依存症マザー(のめり込むと周りが見えなくなる)
⇒身体を壊すまで働いてしまう
9.虐待マザー(子どもに苦痛を与えては自責の念にかられる)
⇒相手がDVでも別れられない
10.未熟マザー(精神的成長が止まったまま大人に。子どもよりも自分を優先)
⇒相手の気持ちが全く分からない

また、この本では、母親のタイプに応じて、呪縛を解く方法も書かれています。

呪縛を解くためには共通的には以下のステップを踏みます。

Step1:自分のトラウマを理解する(昔の出来事を思い出す。母親の口癖を思い出す)
Step2:自分を愛することを学ぶ(自分に優しい言葉をかける、など)
Step3:自分のために母を許す(自分が母親になりきることで気持ちを理解する)
Step4:母との間に境界線を引く(「ノー」を言うレッスン)
Step5:母に新しいパターンを植え付ける(タイプ毎に対処方法あり)
Step6:スイッチ思考で思考回路を改善する(ポジティブ思考に切り替える)

以上が、この本に書かれている概要です。

この本によると、「トラウマを持っていない人はいない」ということですが、確かに多くの母親は多かれ少なかれこの10種類のどれかに当てはまるように思います。また、どれか1種類ではなく、複数の面を持っているように思います。

親からの「精神的自立」が気になる人、あるいは、ネガティブなクセや、生きにくさを感じている人は、「トラウマ」という視点で考えてみてもよいかもしれませんね。

「トラウマ」への対処については、この本に書かれている方法もありますし、他にも方法はあります。

シャンティAKIでは、「トラウマ」については、FAP療法をおすすめしています。昔の辛い出来事を思い出す必要はなく心理的負担が少ない方法です。
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結婚と「親からの自立」は切っても切り離せない関係ですので、婚活をしながら「精神的自立」についても考えていかれるのがよいかと思います。

by AKI

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