仲良し夫婦研究家のAKI(夫)です。「ありのままの自分でいられるパートナーシップ」を夫婦でお手伝いしております。
今年もサラリーマン川柳が発表されました。第一生命保険が毎年行っているものですね。
今年の第一位は「会社へは 来るなと上司 行けと妻」が入選しました。夫婦ネタは面白いですね。
第四位は「嫁の呼吸 五感で感じろ! 全集中!!!」です。鬼滅の刃からのもじりですね。
「嫁の呼吸 五感で感じろ! 全集中!!!」は、嫁に負けないために嫁の呼吸を五感で感じて全集中するという意味か、あるいは下手なことを言って嫁の機嫌を損ねないように呼吸を五感で感じて全集中するという意味ではないかと思われます。
このように捉えると笑えるネタではありますが、別の見方をすると夫婦円満の秘訣を言っているようにも思います。
どういうことかというと、呼吸を感じてその呼吸のリズムに合わせことで、無意識レベルで通じ合うことができるからです。
また、五感を使って全集中するということは、相手に気持ちを向けるということであり、気持ちを向けるというのは「愛すること」そのものであるからです。
よく言われることですが、「愛」の反対は「憎しみ」ではなく「無関心」であると言われます。つまり、「愛する」ことは相手に「関心」を持つこと、「気持ちを向ける」ことです。
つまり、「嫁の呼吸 五感で感じろ! 全集中!!!」というのは、見方を変えると、夫から妻に最大限の愛を送っていることに他ならないということです。
但し、嫁に負けないためや機嫌を損ねないためにやるのと、優しい愛の気持ちを向けるためにやるのとでは天と地ほどの違いがあります。「怖れ」があるから嫁の呼吸に全集中するのか、「愛」があるから嫁の呼吸に全集中するのか、どちらの気持ちがベースにあるかということです。
この「気持ちを向ける」というのは夫婦関係にとってはとても大事なことのように思います。(勿論、夫婦だけではなく、親子関係や一般の人間関係にとっても大事なことではありますが)
例えば、新聞を読んでいたりしていた時に、パートナーから話しかけられた場合、新聞に目を落としたままで、「ああ」とかいいながら適当に話を聞くのはいただけません。気持ちが向いていないからです。気持ちが向いていないと聞いてもらった感じがしませんし、どうでもよいと思っているように感じさせてしまいます。
短い時間でもよいので、やっていることの手を止めて、パートナーに気持ちを向ける。これがとても大事なことのように思います。
by AKI
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