仲良し夫婦研究家のAKI(夫)です。「ありのままでいられるパートナーシップ」のお手伝いを夫婦で行っております。
「夫婦幻想」(奥田祥子著)という本の中に、妻の出世で夫婦の間に亀裂が入った事例が載っていました。
共働き夫婦で同じ会社に勤めていて、妻の方が先に課長職になってから夫婦の間に溝ができたという事例です。会社では熾烈な出世競争を行っていますので、妻が課長職になったことにより、夫がやるせない気持ちになり、妻も覇気がなくなった夫に失望して、夫婦間に溝ができたということです。
昔から職場結婚はあったというか、昔の方が職場結婚は多かったですが、結婚や出産を機に退職したり、出世コースから外れたりしてきましたので、このようなケースは少なかったと思います。最近では、女性の管理職を増やすことが国としても推し進められていますので、このようなケースが増えていくんでしょうね。
仕事はタテ(上下)の関係であり、家庭はヨコ(対等)の関係です。家庭でヨコ(対等)の関係が崩れるとギクシャクしてきます。
家庭は「ほっ」としたい場ですので、仕事での「勝ち、負け」の意識が持ち込まれると居心地はよくありません。
仕事と家庭で意識を切り替えるといってもそんなに器用に替えられるものではありませんし、無意識に反応してしまうこともあると思いますので、共働きで同じ会社に勤めている場合は、普段からタテとヨコの関係やその意識についてよく会話しておく必要がありますね。
何にせよ、ありのままの自分の気持ちをオープンにできる関係性を築いていくことが大事だと思った次第です。
by AKI
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FAP療法を知るための本(とても分かりやすく書かれています)
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