仲良し夫婦研究家のAKI(夫)です。「ありのままの自分でいられるパートナーシップ」を夫婦でお手伝いしております。
1月8日から12日にかけて、夫婦でネパールに行ってきました。
旅行会社の現地スタッフに案内してもらって専用車で観光をしたのですが、首都カトマンズの車の運転が荒いのには驚きました。ちょっとした隙間があればすぐに割り込んでくるし、歩行者も車が来てても平気で道路を横断するしで、交通ルールも何もあったものではありません。よくぶつからないか、と関心しました。
3日ぐらい経って、気づいたことがあります。それは、運転手の方が一度もイライラしたり、怒ったりしないということです。不思議に思って、「割り込まれたりしたら怒らないんですか?」と聞いてみたところ、「怒らないですよ。自分のことしか考えていませんから」と言われました。
これを聞いて「うーん。なるほど」と思いました。日本は、交通ルールをきちんと守って、しかも、譲り合いの精神で、という考えですので、自分勝手な割り込みをされると、期待に反するので、イラッとしたり怒ったりするんですね。ネパールは、皆が自分のことしか考えておらず、割り込みがあってもお互い様ですし、変に相手に期待をしていません。だから、自分の期待通りにならない相手にイラッとすることもないという訳ですね。これ、とっても面白いなと思いました。
誤解のないように言っておきますが、自分のことしか考えていないというのは、相手はどうなってもよいということではありません。自分のことだけに集中しているという意味です。実際にネパールの現地スタッフの方はとても気遣いがある方で、またこの人に頼みたいなと思うような方でした。ネパールの方は自己責任でやりたいようにやり、他人からどう評価されるかを気にしていないということですね。
どちらの文化が良いとか悪いとかではなく、国による文化の違いを知ることで、当たり前だと思っていたことが、実は当たり前ではなかったと知ることはとても面白いということですね。
自分のことだけに集中し、やりたいようにやれば、他人のことをああだこうだと批判する暇はなくなり、イラッともせず怒りも湧いてこないということですね。
違う世界を知ることは、無意識に持ってしまっている自分の枠組みを知るにはとても役立ちますね。
by AKI
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FAP療法を知るための本(とても分かりやすく書かれています)
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